プロローグ

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司へ。 君がこの手紙を読んでいる頃、僕はもうそこに居ないのでしょう。 僕は、僕の幸せの為にそこから姿を消したのです。 僕がそうであるように、君は君で幸せにならなければならない。 だから僕は、せめて少しでも君の助けになるように、君が幸せになる為の魔法を残していくことにしました。 春が来れば僕のいた学校を訪ねてみて下さい。 君がそうすることを、僕は心より願います。 慶より。
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