第一章 ~ 僕の能力 ~

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コンコン 「はーい」 誰かが来た。 ガチャ 「おはようこざいます。 皐月くん」 「おはようございます」 柳田さんだった。 「おっ! アサナンデスかぁ。 皐月くんも観るんだね」 「はい。 普段は学校なんで観れないんですけどね」 「ははっ、そうだよね。 って、そんなことより言わなきゃいけない事があるんだった」 あれ? この人意外と忘れやすいのか......。 「なんですか?」 「いや検査の事なんだけど、担当の人が今出ててね。 始められるのが昼過ぎぐらいになりそうなんだけどいいかな?」 「僕は別に構いませんよ」 いいかなと聞かれても、 ダメって言ったらなにかなるのか? 「そうだ。 時間になるまでNEXAの中案内しようか」 「いいんですか? 僕みたいな一般人がいても」 ここって結構な機密機関なんじゃ無いのだろうか? 「いいよ。 どうせ検査のとき移動するんだし。 あっ! 朝御飯まだだったよね? 食べに行く?」 なんか、昨日と人が違うみたいだ。 「はい。 昨日ほとんど食べてないんで。 お願いします」 僕はまず朝食をとることになった。
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