第一章 ~ 僕の能力 ~

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僕と柳田さんは部屋から出た。 廊下もホテルのような雰囲気の作りだ。 僕達はエレベーターに向かった。 エレベーターホールには6台のエレベーターがあった。 ここは本当にホテルなんじゃないのか? 柳田さんは奥側のエレベーターのボタンを押した。 で、逆側のエレベーターが来ました。 これは、なにかのお決まりなのだろうか。 エレベーターの表示は9階だったので、僕のいた部屋は9階だったらしい。 エレベーターは下に行き、4階に止まった。 「じゃ、降りるよ」 柳田さんはそう言うと、エレベーターから降りていった。 僕もあとについて、エレベーターを降りた。 降りた先はとても広い部屋だった。 「食堂だよ」 〔食堂と言われても、到底理解し難い広さである〕 また、変な声が聞こえる。 人の心をそのまま声に出した内容だ。 「食堂ですか、広いですね」 「そうだね。 なにせ局員が多いんでね」 局員が多い? 〔さっきから一度も人にあってなかったりする〕 「だから誰なんだよ!」 「ん?」 柳田さんが不思議そうな顔をしている。 〔誰?と聞かれて答える人はいないんじゃないとちがいますか〕 ひとまず柳田さんの前なので、無視した。
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