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僕と柳田さんは部屋から出た。
廊下もホテルのような雰囲気の作りだ。
僕達はエレベーターに向かった。
エレベーターホールには6台のエレベーターがあった。
ここは本当にホテルなんじゃないのか?
柳田さんは奥側のエレベーターのボタンを押した。
で、逆側のエレベーターが来ました。
これは、なにかのお決まりなのだろうか。
エレベーターの表示は9階だったので、僕のいた部屋は9階だったらしい。
エレベーターは下に行き、4階に止まった。
「じゃ、降りるよ」
柳田さんはそう言うと、エレベーターから降りていった。
僕もあとについて、エレベーターを降りた。
降りた先はとても広い部屋だった。
「食堂だよ」
〔食堂と言われても、到底理解し難い広さである〕
また、変な声が聞こえる。
人の心をそのまま声に出した内容だ。
「食堂ですか、広いですね」
「そうだね。 なにせ局員が多いんでね」
局員が多い?
〔さっきから一度も人にあってなかったりする〕
「だから誰なんだよ!」
「ん?」
柳田さんが不思議そうな顔をしている。
〔誰?と聞かれて答える人はいないんじゃないとちがいますか〕
ひとまず柳田さんの前なので、無視した。
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