第一章 ~ 僕の能力 ~

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【 同日 19:05 】 「あっ! 橘ちゃん。 さっきの言ってた子を何人かに絞ったんだけど、ちょっと見てもらえる?」 また、とつぜんこえをかけてきた。 いま、しょくじちゅうなんだから ちょっとはタイミングをかんがえてくれてもいいのに。 そんなことをいいつつも、私はかたぎりさんのもとへかけていった。 かたぎりさんは、私になんまいかのかみをわたしてくれた。 「どう? この中にいる?」 かたぎりさんがくれたかみには、しんせつにしゃしんまでついていた。 いったいどこからこのしゃしんをてにいれたんだろう? ちょっときになったけど、 じゅんばんにしゃしんをみてかくにんしていった。 みたことがないかおがつぎつぎでてきた。 「このひとじゃない。 こっちのひとでもない」 ぜんぜんしらないひとばかりだったけど、 8まいめだった。 そこにうつっていたのは、 まちがいなく、 きょうみたおとこのこだった。 「このひと!!」 と、おもわずさけんじゃった。 そしてすぐに、 そこにかいてあったないようをよみはじめた。
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