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高杉晋作さんの指す方を見やれば…
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁあっ!」
私の真後ろに人が立っていました。
えぇぇぇ?!
誰ですかこのイケメソ?!
というかいつからいたの?!
「くくっ、さ、叫んでやがる!」
再び爆笑し始めた高杉晋作さんを無視して、後ろの方を見つめる。
「あ、私の荷物…」
その人は私の刀と鞄を持ってくれていた。
誰がいれたのかは分からないけど、雪は私の刀用のケースにいれられていた。
私の荷物を持ってくれているって事はきっと、ずっと私の真後ろに居たんだろう。
そんな人に気づかなかった挙句、叫んでしまうなんて…
「あ、あの…いきなり叫んですみません。」
「…気にしなくて良い。」
はうっ、イケボ…!
っじゃなくて!
心優しいイケメソさんは、"はい。"と言って私に荷物を差し出した。
「ありがとうございます。」
お礼を言ってからそれを受け取った。
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