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てか、谷ってあれじゃん。
高杉晋作の偽名じゃん。
もしかしてこのイケメソさん…
高杉晋作さんですかぁぁあっ?!
あ、でも此処でいきなり聞いたら斬られちゃうかも。
とりあえず黙っとこ。
「お前、何で俺の名前知ってんだ?」
突然、刀に手を添え鋭い眼差しで私を見つめる高杉晋作さん。
え、なんで?
「…お前、さっきからずっと心の声ベラベラ喋ってたぞ?」
「えぇぇえっ!」
うそーん…
ばっと、慌てて口を手で塞ぐけど時すでに遅し。
高杉晋作さんは相変わらず、私の事を鋭い眼差しで射抜く。
「早く答えろ。斬るぞ。」
「あー、えっと、その~…」
しどろもどろになる私。
高杉晋作さんはそんな様子を見て…
ゲラゲラと笑い出した。
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