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「え、ちょ、高杉さん?」
急にどうしたんだろう、末期?
え、マジか!
「おい、また声に出てんぞ。」
「あっ!」
くつくつと笑う高杉晋作さんは、目尻に涙を溜めていた。
え、何でそんなに笑うの?
っていうかシリアスな雰囲気はいずこへ?
「冗談だ、斬りはしねぇよ。
お前、面白そうだからな。」
…そんな理由で?
思わすツッコミそうになるけど、
此処はぐっと我慢して"ありがとうございます"と頭を下げる。
そう言えば雪は?
鞄もあの時持ってた筈…
「あの、すみません。
私の刀と荷物は…?」
ようやく落ち着いて来た高杉晋作さんに尋ねれば、
高杉晋作さんは"そこだ"と言って後ろを指差した。
「え?」
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