*プロローグ*

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*プロローグ*

絶望的な現世になぜ、 私が自殺しないで生きているのか? 第一は、私の周囲の人たちが、 今私が死ぬと多少は悲しむと思うから。 第二に、心から生きたいと願っているのに、 それが果たせない人が 世の中にはいて、 その人たちの純粋な想いに対し、 自分の命を紙クズのように捨てるのは 申し訳ないから。 第三に、絶望的だということが わかってしまってから、 辺りを見まわしてみると、 何だかよくわからないけど、 それにしては面白いと 思えることもあるから。
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