堕天使

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~イギリス~ この魔術側には神の右席と言う4人で構成 されている暗部がある。 彼らは普通の人間では扱えない魔術を使う。 神の火「ウリエル」の性質をもつ 前方のヴェント。 彼女が扱う魔術は 術者に対し悪意や敵意を抱いたものを距離・場所を問わずに昏倒させる魔術。 神の薬「ラファエル」の性質をもつ 左方のテッラ。 彼の扱う魔術は 様々な物の優先順位を操る。 この時、下位に設定されたものは 上位に設定された物を動かせなくなり 逆に上位に設定されたものは下位に 設定されたものを容易く破壊する事が可能 神の力「ガブリエル」の性質をもつ 後方のアックア。 彼の扱う魔術は 『罰を打ち消す魔術』。 転じて約束・束縛・条件を免れることもできる という解釈により呪詛を無効化したり 魔術の発動条件を捻じ曲げて虚像から本物 の力を引き出したりも出来る。 神の如き者「ミカエル」の性質をもつ 右方のフィアンマ。 彼の扱う魔術は フィアンマが振るう強大な術式 またはその力そのもの。 非常に勘違いされがちだがフィアンマの 右肩から現れる歪な形をした第三の腕は 聖なる右が空中分解した姿である。 『神の右席』としての性質が示すように、 『右方の天使』である神の如き者の力である どんな邪法だろうが悪法だろうが問答無用 で叩き潰し、悪魔の王を地獄の底へ縛り付ける。 この四人で構成されているのが神の右席。 この神の右席と真反対の暗部がある。 悪魔の右席である。 ありきたりな名前だが、そこに所属する者 は神の右席同様に ローマ正教禁断の組織である。 この悪魔の右席の名を知っているのは神の右席 及びほんの一部の人間だけであろう。
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