開花

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蒼は、ラケットを持ちながら 先輩と私の所まで走ってきて 私を見た途端 「・・・あー!!!やべー!すっかり忘れてた!佐伯ごめん!」 何の事だか、サッパリ分からない私はキョトン顔。 「今日、午前中入学式で顧問が部活出れないから、午前中は自主練なんだって!だから、午前中は何時に来てもいいし、自由にやっていいらしい。そんで、午後は入学式の片付けしてから練習!!ってメールが昨日回ってきた!」 「佐伯さんと同じクラスで仲が良いって聞いてたから、昨日お前にメールして。って、頼んだのに!忘れやがって!」 「あ、そうなんですね。」 「佐伯も大和先輩もすいません!」 やっと、状況を理解した私は 「いいよ。ありがとう。でも、何時に来ても良かったっていうのは、昨日の内に知りたかったな~。」 なんて 蒼に一言嫌味を言って 私はゆっくり部室へ向かう。
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