第4話

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半年ほどたって、このままではいけない気がして、インターネットで検索をしました。 今まで「不妊治療」は特別なもので別世界のもののような気がしていましたが、インターネットで検索すると山のように情報が出てきました。 実はこれまでは、「不妊」という事実を突きつけられるのが怖くて、インターネットなどで本気で検索するのは、避けていたのです。 開いたページには多くの情報があり、掲示板には悲痛な叫び声があふれていました。 同じように苦しんでいる人がたくさんいることに驚き、そして同じような人たちが、しっかりと治療を始めていることに焦りを感じました。 出遅れてしまっているのではないか、 という思いが徐々に大きくなり、気づけば夜中までページを読みあさっていました。 そして、そこに書かれていた事実に愕然としました。
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