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さまざまなデータがありましたが、
一般的に、19~26歳の女性が自然妊娠する確率が約5割だとすると、27~34歳で4割、35~39歳は3割に落ちるようです。
また、日本産科婦人科学会の2009年のデータによると、
たとえ不妊治療を行っても、30歳を過ぎると治療後の妊娠率や生産率(実際に生まれる確率)がともに下がり始め、生産率は32歳で18.6%、37歳で13.9%、39歳では9.7%と1割を切り、45歳には0.5%にまで下がっていく、
とありました。
その一方で、妊娠できたとしても、流産する確率は年齢に応じて増えていき、30歳代半ばから20%を超え、39歳で31.5%に達するとのことです。
この時点で私は43歳になっていました。
データ通りならば、無事に産まれてくる確率は1割(10%)をとっくに切っています。
そして、あと2年しないうちに、なんと0.5%にまで下がるというのです。
今まで生きてきてクジ運がよかった方ではありません。
ジャンケンも弱い方だし、宝くじも高額当選したことはありません。
それどころか、40歳を過ぎてから年下の主人と結婚できたことで、人生の運をすべて使い果たしたと周囲から揶揄されていた状況です。
とてもではありませんが、勝率1%程度の賭けに勝つとは思えません。
ただ、人間というものは「自分だけは特別だ」と思いたいものなのでしょう。
可能性はゼロではないのだから、
きっと妊娠できる、
と考えてしまう自分がいました。
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