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「………で、君達は結局、僕に何をしてほしいんだい?」
僕の問いに二人は答えた。
「うん、単刀直入に言うと、二人で居候させて欲しいんだよ。」
「いきなりでぶしつけなお話ですけどね。」
シビックの答にレガシィが続ける。
そして、二人揃って頭を下げられた。
「「ということで、よろしくお願いしま-す。」」
その姿に、ボクはもう選択権はなかった。
「えぇーい、わかったよ!!
二人纏めて面倒見てやるよ!!」
頭をかきむしりながら半ばやけくそで答える。
「「やったぁ-!!」」
二人で手を取り合って跳び跳ねて喜ぶ様子を見て、はめられたような気がして来たが、それを跳ね返すように自分にこう言い聞かせた。
「これでいいんだ。
良かったんだ。」
と。
そして、二人の「これからヨロシクお願いしまーす。」という声に軽く手を挙げて答えた。
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