最終章

5/11
前へ
/191ページ
次へ
「ゆうりっ…!」 荒々しい呼吸を整えつつ、病室のドアを開く。ゆうりの姿は、そこにはなく、車椅子も消えていた。 「くそっ…!」 外はもう暗い。どこに行ったんだっ… ゆうり、ゆうり…外になんて出歩いたらどうなるか分からない。心臓がバクバクしている。嫌な汗が身体中を滴り落ちる。
/191ページ

最初のコメントを投稿しよう!

315人が本棚に入れています
本棚に追加