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ゆうりside
朝七時。アラームの音で目覚める僕。
ああ、今日もつまらない一日が始まるのか。
だいがいない、つまらない一日が。
僕はベッドから降りて、リビングへと向かった。
「だい…おはよう…」
写真立てに入れられた、大好きな恋人の写真にそっと触れた。
「会いたいよ…だい…」
僕の言葉と同時に、チャイムが鳴り響いた。時計を見れば7時15分。相変わらず、あの二人は時間通りにくる。
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