君がいないと僕は。

第1話

だいがいつも使っていたクッション。だいがいつもかぶっていたキャップ。だいがいつも付けていたネックレス。だいとお揃いの…たくさんのもの。

僕のお部屋はだいの物がいっぱい置いてある。当たり前か。僕は一緒に住んでいたのだから。

あの日も、いつもと同じように「行ってきます」って僕の大好きな笑顔を見せて、バイトに行った。