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キーンコーンカーンコーン
今日は天理魔法中学校の入学式。
(ほんと、よく俺が入れたよなぁ…
小学校でも散々だったし、中学校では無事に過ごせるといいけど。)
そんな京平の不安をよそに教室へ若い女性の先生がはいってきた。
マツカゼ ユウミ
「初めまして、私は 松風 優美です。今日から皆さんの担任になります!
今日は入学式です。
その他にも色々やることがあって、大変だけどこの学校では入学式は教室の放送で行われるから、このまま教室に待機していてくださいねー。
私はちょっと…職員室にワス…いや職員室から取ってこなければならない物があるので、このまま待っててねー。
放送おわったらまた戻ってくるからー。」
(なぜ最初から持ってこなかったんだろうか…しかしこの学校、入学式を放送でやるって噂は本当だったんだ。)
楽でいいなと京平が思っていると、入学式の放送が始まった。
ーーーで、あるからにしてーーーー
ーーーー学生の本分はーーー
ーーーーまぁというわけで君たち、入学おめでとう。君たちははれて中学生となったわけだがーーー
ーーーというわけで、学生の本分はーーー
ーーー我が校は君たちを歓迎する。入学おめでとう。君たちははれて本日入学式となったわけだがーーー
話が終わらない。ここの校長は、スピーチが異様に長いことでも有名だった。
ーーーというわけで、学生の本ぶブチッーー
ーーー以上、校長先生のお話でした。この後、各学年は担任の指示に従ってください。ーーー
話が長い事にみかねて、放送の人が校長先生のスピーチを切ったのだろう。既に始まってから20分は経過していた。クラスのほとんどの人が机に伏せていたのは言うまでもないだろう。
「皆さん、おきてくださいー。では今から皆さんの魔力を図らせて貰いますー。名前を読んだら前に出てきてくださいー。」
いつの間にか戻っていた優美はそういうと、クラスメイトの名前を順番に読んでいった。
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