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「じゃぁ次にーえーっと、うちのクラスは屋上だねー。屋上で魔武器を召喚してもらいます。はい移動ー!」
そう言うと優美はクラスを引き連れ屋上へ向かった。
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「魔武器は生涯ずぅーっと自分が使っていく武器だからね!一人1つしか持てませんー。ちなみに、魔武器が壊れたときは魔武器専門の修正屋さんがあるから、そこに行って直してもらうことー。」
クラスは魔武器を作れるという事でウキウキしていて、先ほどの魔力検査のことはすっかり忘れていた。
京平ももちろんそのうちの一人である。
「作り方は、まずこの箱に手を入れてもらいます。中になにか入ってるから、それを1つ取り出して待っててねー」
そう言われ出てきたのは真っ黒な箱。呼ばれた人は一人一人違う形、色の石を持っている。
(なにがでるのかなぁー、ん、これか!?)
京平は手に何かが触れたので、それを引っ張り出した。
それは大人の手にも収まらない大きな虹色の石だった。
(おおきい!のにかるい!?これは期待できるんじゃ・・?)
「皆とり終わったねー!じゃぁその今皆が持っている石に力を込めてみて!そうすると自然と魔力が石に流れるはずだからー、あっもう魔力の流し方分かる人は魔力流すだけでいいよー。」
説明され、各々石を握り始めた。
(よし、俺も・・・)
京平は期待を込めて石を握った。
「なっ・・・なんだこれ・・・」
京平は思わず声に出してしまった。
出てきたのは刀と呼ばれるものだった。
しかし、なぜかボロボロだったのだ。
声を出してしまったことでまた周りから注目をされ、嫌な声が聞こえる。
「魔武器のしまい方だけど、戻れ、と念じれば自然と消えるからねー。また出したい時は、再び、と唱えてくださいー。今日の授業はここまで、明日からは普通の授業が始まるからまた教室に来てねー!解散!」
そう言うと、各自バラバラに帰宅していった。京平は、皆と帰るタイミングをずらすために少し景色を見てから帰るのであった。
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