エルフの村 セイラム

32/34
前へ
/222ページ
次へ
一方その頃、長礼会ではある話しで騒いでいた。 なんとそれは、このセイラムにエルフとは異なる種族の者達がいると言うことだ。 昨日の夜、とあるエルフがチナの家の灯(あか)りから、見知らぬ黒髪の少年と黄色髪の少女を見たとのことである。 何故こんなにエルフ達が騒いでいるかと言うと、セイラムには掟(おきて)があり、エルフ意外の他種族を中に入れてはいけないからだ。 他種族をセイラムに入れると、汚(けが)されるとの理由。 セイラムに入れることを許されているのは、中心にある緑色に輝く大樹を作った農業神・デメテルのみである。
/222ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加