第二章 【エルフの森】

掟(おきて)

すると、歌が聞こえてきた。

「優しい森の中 命を照らす 森にいる者たちは

いつかこの世の 何処かで種族を越えて 分かち合える

この願いが 叶うその時が来るまで

私は 祈り続ける

美しく咲かす 花や木々は

いつも私を 一人にはさせない

私が泣いていても 必ず側で 見守ってくれてる」