第二章 【エルフの森】

エルフ

「ち、違うわよ！

ただ…目にごみが入っただけよ！」

皆に見られ顔が赤くなったティファは、手で涙を拭き取った。

「でも、何でチナは木に引っ掛かってたんだ？」

「チナ、お母さんの病を治すために、あの崖の上でヴァルハムの葉を探していたの。

そしたら、崖から足を滑らして…」

白斗の質問に対し、チナは素直に答えてくれた。