エルフの村 セイラム

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すると、ティファはセイラムの方から誰かが歩いてくるのを察した。 「白斗、ウィズ、早く木の後ろに!」 「えっ、あっ、ちょっと……」 白斗の問いに答える暇もないかの様に、慌ただしく二人を木の後ろへ隠した。 ティファのやつ、どうしたんだ? ちょうど、身を隠せるぐらいの太い木を背に、白斗とウィズは様子を伺(うかが)うことにした。
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