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「あっ、そうそう、思い出したわ。黄色の花の近くに、ヴァルハムの葉があったのよ」
ティファはごく自然に言った。
「黄色の花の近くにの………」
「まあまあ、タジェ様。
こんなにヴァルハムの葉があれば、セイラムにいるエルフ全員の病を治すことが出来ますから」
クラストは地面に置いてあったヴァルハムの葉を抱え、立ち上がった。
「ティファさん、少しだけ持ってくれますか?
私一人では持ちきれないので」
「あっ、はい、クラスト様」
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