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「あのね…隆先輩なら…いつでもオッケーですから」
耳に美紀の吐息がかかる。わざとなのかどうだかはわからない。
いくら僕が鈍くても、言葉の意味はわかる。思わずどきっとしてしまう。
何だか、今日は心臓がどたばたと暴れる日なのだろう。
僕の顔を上目づかいでちらりと見て、美紀は背中を向けた。
またきゅんと、胸がしめつけられる。
何処まで本気なのだかわからないけれど、僕だって男なわけで…
走り去る美紀の短いスカートから伸びる足や、丸く柔らかそうな腰のラインへ目がいってしまうのは仕方が無い事だと思った…
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