貴女の嘘と…純情な僕。

The beginning

美紀が口を挟む間が出来ないように、僕は足早に部屋を出る。

後は公平次第…ささやかな友人へのプレゼントだ。

思いつきで部屋を出たものの、建物の外はには真夏の陽射しが突き刺さるようだ。

あっと言う間にTシャツは汗ばんでしまう。

図書館にでも行こうか？

クーラーの効いた空間で、画集でも眺めるのも良いかも知れない。