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「何だよぉ…平気そうじゃん」
少し遅れて美紀も追いついき、心配そうに僕を覗き込んでいる。
僕が美紀に視線を向けて困った顔でもしたのだろうか…
「あっと…」
公平は察した様に美紀を追い払う仕草をしていた。
美紀は不機嫌そうに頬を膨らませていた。
公平は構わず僕の肩に手を掛け小声で話し掛けた。
「何よ、隆ちゃん」
「あのさ…描きたい人が居るんだけど。どうして良いか…」
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