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「やったね、隆ちゃん。綺麗な人だし、オトナだし。ついでにさオトナにしてもらったりして」
公平が茶化しながら言う。しつこい奴…
「そんなんじゃないよ。公平…品が無いよ」
僕があまりにむきになるから、公平が余計にひやかすのだろう。
美紀はその様子をぼんやり見ている。なんだか変な感じだった。
「じゃあな、俺は帰るよ。ちゃんと報告しろよ!」
どんな報告を期待してるのだか…それでも、彼女に声を掛けられたのは公平のおかげだ。
「わかってるよ…じゃあな」
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