プロローグ

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集まる人の中には、テレビでよく見る人や、政治で活躍している人など、名が通っている人がたくさんいる。 だがその人たちも、テレビでは見せない険しい顔をしていた。 人が全員集まり終えると、それぞれが細長い円上の席につく。 威圧感。 全員が席につき終えると、ピリピリとした緊張感が辺りに漂う。 ゴクッ……。 唾を飲む音さえ大きく聞こえる。 それほど静かな空間。 はりつめる空気が俺を襲う。 「では始めましょうか」 席の真ん中辺りにいる白髪の生えた、紳士そうな男性が口を開いた。
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