第3章 リコ視点 「Megami Bicycle」より

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「そうなんだあ……」 私は相変わらず金髪のかれ……じゃない、彼女の整った顔を見つめながら言った。 「イケメンなのにねー」 アキラも彼女を見上げて感心している。 「ごめんね、私たちも初対面なのにずけずけと」 なんだか急に打ち解けたような空気が漂って、私は二人に言った。 「で、1on1出てるの?勝ち上がった?」 「めっちゃ勝ってる!!こいつ、バスケすげぇからっ!!!!」 「……おまえ、恥ずかしいから興奮するな。あんたもバスケ、相当上手いよな。名前……何ての?」 女子から見てもかっこいい彼女に、それに惚れ込んでいる彼。 二人の構図を見て、なんだかほほえましく思えてきた。 つい、私はニコニコする。
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