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「そうなんだあ……」
私は相変わらず金髪のかれ……じゃない、彼女の整った顔を見つめながら言った。
「イケメンなのにねー」
アキラも彼女を見上げて感心している。
「ごめんね、私たちも初対面なのにずけずけと」
なんだか急に打ち解けたような空気が漂って、私は二人に言った。
「で、1on1出てるの?勝ち上がった?」
「めっちゃ勝ってる!!こいつ、バスケすげぇからっ!!!!」
「……おまえ、恥ずかしいから興奮するな。あんたもバスケ、相当上手いよな。名前……何ての?」
女子から見てもかっこいい彼女に、それに惚れ込んでいる彼。
二人の構図を見て、なんだかほほえましく思えてきた。
つい、私はニコニコする。
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