第3章 リコ視点 「Megami Bicycle」より

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「ありがとう、私は水野莉子で、こっちは私の彼の」 「はじめまして、矢上明良です」 私と同じように思えたのか、アキラも満面の笑みだ。 「あなたは?」 「霧島歩。こいつは……」 「安藤……寛貴、です。」 「……水野。決勝で対戦するの、楽しみにしてる。」 美形な彼女の嬉しい言葉に、闘争心が燃え上がる私。 「リコでいいよ!歩ちゃん。負けないからね!」 「ふ、言うじゃん!……リコ。オレの期待……裏切るなよ。」 「うっ、……うん!」 「リコちゃん、そこでときめかない!」
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