プロローグ

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ザァァァァァァ…… まるで砂の上を走る車のような音。しかしここはコンクリートだ。近くに砂場でもあるのかな?と思ったりもしたが、近くに公園は無い。あったとしてもこんな音は出ない筈だ。 ザァァァァァァ!! 音が大きくなってる気がするが…そんなこと気にした所で神経質な人になってしまうし、まぁスルーだ。スルー。 キャァァァ!!助けてくれェ!!イヤァァァ!!あ、あああああ…やだぁ…ま、まだ死にたくないぃぃぃ!!ギャァァァ!! その時俺は既に現実の音をシャットダウン(ヘッドホン)していたので、人の悲鳴は聞こえなかった
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