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そして別荘から来たのは上総と透と拓実を連れた秋彦さん。
何で皆が?
でも、此方は味方だ、と安心する。
と、黒スーツの男達と出会した秋彦さんが、携帯電話を弄り、持っていた箒で臨戦態勢になる。
「懲りずにまた柵を壊して入ってきたのか」
また?
「ふん、今日こそ姫の居場所を吐いて貰おう」
男達もナイフ等の武器を取りだし、秋彦さんに向かって駆け出す。
姫?誰の事だ?
疑問に思っているうちに戦闘になり、秋彦さんが危ない!と心配するが。
秋彦さんは強く、男達の攻撃を上手く往なして箒の柄で鳩尾を突いて動きを鈍らせていく。
凄い!
と、男達の1人が上総達に向かって行った。
げ、上総達が巻き込まれる!
そう思うが、目眩を起こした俺は、出ていっても足手纏いにしかならないだろう。
どうしたものか、と思っていると、何故か3人とも箒を持っていて、拓実が剣道の要領で男と対峙する。
そう言えば拓実は剣道部だったな。
慌てず相手のナイフを箒の柄で絡め取り、面で気絶させていた。
それを見てもう1人向かって行くが、今度は透がバットを振る様に箒を振り、相手の股間にヒットさせていた。
「俺は、低めの球が得意なんだよ!」
ああ、透は野球部で打率ナンバーワンバッターだったね。
御愁傷様です。
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