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警察官は事情を知っている様で、特に事情聴取をされる事無く、男達を連れて帰って行った。
まったく懲りないな、とぼやいていた事から、よくある事らしい。
そして俺は秋彦さんにおんぶして貰って、皆で屋敷に戻った。
警察官が来た事で、千恵美さんがお義父さんに連絡をいれていたらしく、駆け付けた弁護士さんと別室で、秋彦さんと瑞希姉さんが話をしている。
流石に今回は刃物を出してきたし、俺に危害を加えようとしたと言う事で、訴訟を起こす事にしたとか。
自由時間で俺を訪ねて俺を助けた事で、3人は特別に今日は集合時間以降も丸一日俺と居て良いと、理事長から連絡があったから、と担任から拓実の携帯に連絡が来た。
2人が何処まで事情を聞いたのか気になる所だけど、明日帰るのだから、今日一緒に居られるのは嬉しい。
あ、俺は今日はジーパンにフード付きのロングパーカーを着ているから、胸は潰していないけど、何時もの感じだ。
まな板ではないつもりだが、巨乳と言う訳でも無いから、女と聞かされていなければ、まだバレないかも?
でも、やっぱりバレてるかな?
知られてしまったら、もう学園には戻れないだろうから、知られてない事を祈るしかないんだよな。
上総と離れたくないよ。
そんな事をぐるぐる考えながら、ニヤニヤしてる透と拓実とソファーで向かい合った。
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