第1話

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オレサッカーなでしこ始めます。の簡単なあらすじは、主人公の煌星光(きらぼし・ひ かる) ♀が、高校に入学するところから始まる。 その東京都立赤栄(あかさか) 高校で出会った、サッカー部員の男子高校生に、一目惚 れして、気になる存在になる。 光は片思いで、勝手に好意を持っていた。 その男子がプレーをするサッカーの試合を見て、なにげにサッカーに引き込まれていく。 次第にテレビでもサッカーを見始めて、光はサッカーの虜になっていく。 そして光に、サッカーをプレーしたいという感情が表れてくる。 光は、その意志を赤栄高校のサッカー部の、顧問に打ち明ける。 しかしこの高校には、女子サッカー部はなかった。 サッカー部顧問からは、「サッカーがしたかったら、女子サッカー部がある高校をちゃ んと選んでおけ!」と言われる。 光は中学では、卓球部に所属していた。 落ち込む光。 しかしサッカーがしたい、という感情は収まらない。 決意する光。 長い髪をバッサリ切って、男装して、赤栄高校男子サッカー部の門を叩く。 煌星光は、自分が女子であることを隠しながら、男子に混ざってフットボーラーの道を 歩き始める。 当初、光は練習メニューについていくのが精一杯だった。 当然試合にも使ってくれなかった。 しかし光は努力を重ねる。 次第に、男子の練習メニューについていくことができるようになる。 試合に出れない光は、出場できない代わりに、頭で考えるようになる。 賢いポジショニング。 的確な指示。 老獪な時間の使い方。 次第に光は、サッカー部員や監督から、信頼を集めるようになる。 その高校は、弱小サッカー部だった。 大会に出ても、一回戦で敗退するような高校であった。 そこで徐々に光は、試合に使われる。 光は選手権監督という立場で、組織的な戦術で赤栄高校を変えていく。 ついに赤栄高校は、東京都予選を勝ち上がり、全国大会に出場するまでになった。 そして光は、一目ぼれした男子校生に、自分が女であることを告白する。 そして男子校生は、光の告白に対して、ひとつの返事を返す。 それは……、っと、ここまでがマンガ雑誌に連載できたあらすじである。 本当はこのあと、光の高校が全国大会で大活躍をして、光の戦術がバンバンと当たる活 躍をする。 そしてお昼前に練習をするという、ユニークな発想で「おはようございました」という
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