第1話-2

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クに、新しい選手を置けばよかった。 そしてボランチの山田。 彼には特徴がない。 全体的に能力が低い。 チームのために走っているのだろうが、独創性がなく、目立たない。 そして最後に、錠。 この選手に関しては、フランスW杯を見ていた一般の方も、能力不足だと感じた方もい らっしゃるのではないでしょうか? FWとしての能力が低い。 決定力不足。 しかしなぜそんな錠が、先発で使われたかというと、中畑が錠とは合うと主張したから です。 これは自己中心的で、全てを自分に合わせなければ気が済まない中畑の意向を、岡畑監 督が汲んだからですね。 だから中畑にも責任があると思います。 サッカーは結果がすべての世界だ。 『じゃ、錠に代えて、知を使っていたら勝っていた。』 と言っても、証明できないのです。 フランスW杯では、岡畑監督は結果を残せなかった。 しかし結果を残していたら、岡畑監督は知を外して錠を起用したことで、称賛されてい たということになります。 それを正義にするには、結果しかないのです。 サッカーは、結果を残したら、それが正解になるスポーツだ。 以上で、凩の1998フランスW杯の、戦術レポート報告書でした。 1998年のフランスW杯で優勝した国は、開催国の地元のフランスでした。 決勝戦でフランスは、ブラジルを3対0で破って、初優勝する。 ブラジルのエースである、怪物ロナウトは、体調が悪かったのだが、スポンサーとの契 約があったので、決勝戦に無理やり出された。 それも影響して、敗退して、フランスがW杯を手にする。 フランスには、世界最高の選手の一人の、大黒柱のシダンがいた。 彼を中心にして、フランス代表は成り立っていた。 この日、フランス中が湧いた。 世界最大のイベントと呼ばれるW杯で、フランス人が祭り騒いだ。 3位には、オランダを破ったクロアチアが輝いて、得点王はスーケルが手にした。 日本は初めてのW杯で、岡畑監督は、選手選考は悪いが、現代的で良いチームを作った。 しかし点が取れなかったことで、どうやって点を取るのか?という課題がテーマにな った大会でした。 こうやって、日本の初W杯が終わった。 日本代表チームが、フランスから日本に帰ってきた。 するとそこには、大勢のサポーターたちが出迎えてくれた。 日本代表は、初W杯ながらよく頑張った!
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