15ノ話 定番の後編

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そんなこんな、看護師や患者の人達と世間話をして、病室に戻る 花瓶をサイドテーブルに置き、群青の様子を見た 一方的に喋ってはいるが、あまり表情は優れない 幾らかマシになったとはいえ、トウカの精神は常人なら再起不能なLEVELで粉砕している 要は心と思考と身体がリンク出来ていない訳だ 「はぁ……」 俺は群青とトウカの手を重ね、床に膝を着き 「フルダイブ…アンミリテッドバースト」 ちょっとした禁術で加速された十八分の世界を模倣し、トウカの精神世界へ俺と群青の精神を降ろす 「え、ケーネくん…? って、ここ何処!?」
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