124人が本棚に入れています
本棚に追加
/704ページ
「お兄ちゃんを殺そうとしたのも、あの女が憎かったのも、全部本心からだし。今は、お兄ちゃんを恨むことなんて、何もないよ。本体とのリンクは切れちゃってるけど、まぁ、その内なんとかなるって!」
ケタケタ笑いながら、トウカは群青の肩をバシバシ叩く
「トウカ…」
「会いに来てくれて、ありがとう。お兄ちゃん! もし、話せるようになったら、ユリにも謝りたいな…」
少し寂しげな表情で言うトウカを、群青は抱き締めた
「今の名前は、ユエだよ。大丈夫、僕もユエも待ってるから。ゆっくり休みながら、戻っておいで?」
「お兄ちゃん…。うん…うん…! ありがとう、お兄ちゃん…大好き…!!」
最初のコメントを投稿しよう!