15ノ話 定番の後編

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俺は軽く手を振り、ログアウトする 目を開けて立ち上がり 「何、惚(ホウ)けてるんだ?群青」 意識がログアウト気味の群青の頬をペチペチ叩く 「え、あぁ…」 叩かれて、ようやく俺の方を見た 「何だよ?」 「いや…今のは、現実だったのかと…思ってね。年を取ると、疑い深くなってしょうがないからさ」 そう言う群青に 「はははwww笑えない冗談だなwww」 「だよ、ね…」 トウカの方を見て、群青は苦笑する 相変わらずの様子に、さっきのが夢なのだと思っているようだった 「おい、トウカ。聞こえてんだろ? さっさと起きろよ」
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