124人が本棚に入れています
本棚に追加
俺がそう声をかけると
「うー…やっぱり、動かしづらいなぁ…」
目に光が戻ったトウカが、ぎこちないながらに群青の手を撫でる
「トウカ…!」
「お兄ちゃん…ただいま?」
照れ笑いを浮かべるトウカを、群青が抱き締めた
「お帰り、トウカ…!!」
こちらから顔は見えないが、群青の声は涙ぐんでいた
トウカも若干だが、嬉しそうに微笑んでいる
「暫くはリハビリだな、トウカ」
「そーだねー…てか、そこでめっちゃこっち見てるおばさんに、君はどう説明するつもりなのかな?www」
俺と群青は背後を振り向いて、言葉を無くした
最初のコメントを投稿しよう!