第10章

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──さっきまでは集中してたから気が付かなかったけど、このだだっ広い親衛隊室に1人ってなんか虚しくなるな…… 早く終わらせて寮に帰ろう。 ───────────── ─────────── ──────── ──── ── 「……いつまで仕事を続ける気だ?生徒会親衛隊総隊長殿?」 いつの間にか、生徒会会計の漣 礼音がそこに立っていた ……ってか、本当にいつからいたの? というか、なんで俺、気付かなかった!? 「……俺がここに来たのは30分前。その時お前は、俺にそこに書類おいといてって言ったんだよ」 ……なんで俺が思ってたこと分か「お前、口に出してたぞ?」 ……やってしまった/(^o^)\ まぁいいや 「会計様は何故ここに?」 「……書類がどれだけ残っているのかの確認しに」 ふむ、わざわざこのテスト期間中に仕事の確認か ……この人凄い真面目だな 「……それよりなんでお前はここにいる?」 「親衛隊の雑務をこなすためです。」 ……会計のこと真面目って言ってたけど、俺も大概真面目だな でも、誰かがやらなきゃいけないし、他の子たちにやらせるほど俺も鬼にはなれないからなぁ… 「……そうか。いつも生徒会の仕事をさせてすまない。だが、テスト期間中だし早く帰るように」 ……会計もこういってることだし、切りのいいところで終わりにしよう。
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