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右に曲がってからも数分。
普通の空間では、有り得ない。
そんな事を考えながら、歩いて行く。
すると 前方から
【ズルッ、ズルッ、ズルッ】
何かを引き摺る様な……
そんな音がする。
「誰か、いるのか?」
入り口に書いてあった《関係者》と呼ばれる人だろうと思い、近付いていく。
怒られてしまうかもしれない。
でも この閉鎖空間で、暫く人に会っていないので、誰でもいいから、会いたかった。
音のする方へ歩いて行くと どんどんと音が大きくなっている。
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