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恐怖心を振り払い、後ろを振り向く。
やはりと言うか……
裂けんばかりに口を開き、噛み付こうとしている。
「スミマセン!!」
叫ぶ様に そう言うと下から顎に向けて、掌底を突き上げる。
すると膝から崩れ落ちた。
「あっ…大丈夫ですか?」
慌てて、助け起こそうとした時に
『ア゛ア゛ア゛ア゛』
首元を狙い、飛び付く様に噛み付こうとしている。
あっ、終わった。
そう覚悟した時に
【ジャクッ】
【ドサッ】
音が聞こえた。
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