迷い込む

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「失礼します。」 そう言うと扉を潜り、奥へと進む。 奥には、誰かが座っていたが、暗さに目が馴れていない為に 何となく男だと分かる程度の情報しか得られない。 「さぁ、どうぞ。」 そう言って、奥に座っているボスらしき男に椅子を勧められた。 「っ!?」 その時に気付いた。 男は、普通ではない。 椅子に座っている為に正確ではないが、僕と同じ様な体格だろう。 170数センチの身長に 60キロ台の体重。 細くもなく、それ程ガッチリとしている訳でもない。 年齢は、30代後半だろうか。
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