迷い込む

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「気が付くとダンジョンにいた。 さ迷い歩いたよ。 壁の隙間に舌を這わせて、喉の渇きを潤して、何とか3日生きて、歩き続けた。 そして、3日目だろう日にアイツに出会った。 蟹だよ。 人間より、更にデカイけどね。 その時に聞こえたんだ。 死にたくなければ、喰らえ。 ってね。 空腹だったし、何故だか、その言葉には従わなきゃいけない気がして、蟹を倒して喰らいついてた。 運がよかったんだろうね。 蟹は、既に瀕死だったんだ。 水が近くになかったから、かな。」 ボスは、そう言って、コーヒーを一口、口に含むと苦笑いをした。
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