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タコ人間ゾンビは、動きが素早く脚と吸盤の力を巧みに操り、壁を使って、オッサンの太い腕から逃れている。
「くそっ、犬っころの相手もしなきゃあ、なんねえのに当たりゃしねぇ。」
とは言っているが、焦る様子は、全くない。
「私が出る!!」
そう言うが早いか、沙織が刀を抜いてタコ人間ゾンビに近付いた。
そう思った時には、タコの脚が3本、宙を舞う。
「旨そうだな。」
呑気に オッサンは、タコ脚を見て言っている。
「陸斗は、喰うなよ。」
苦笑いをしながら、ボスが言うと
「わぁってるよ。」
と面白くないといった風に 落ちてきたタコ脚をキャッチしながら、オッサンが言った。
ってか、このオッサンが陸斗って人だったのか。
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