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ヤバイ。
そう思った時には、犬は皆を振り切り僕の前に。
[戦え。そして、喰らい合え!!]
また、頭の中に響いた。
バケモノになんか、ならなくても!!
そう思いながらも足が覚束ずに 倒れ込む。
偶然にも それが犬の口を避ける形になり、無傷。
喰らいそこねた犬は、床に爪を立てて止まると跳ねる様に再びコウに襲い掛かる。
今度は、寝た様な状態のまま転がって避けた。
助けが来るのが、やけに遅く感じる。
沙織やボスが、僕が喰われるのを見ているだけなのかと錯覚させられる。
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