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いつの間にか四十体程の竜が集まっていた、無論皆飛んでいる。
その中に白い十メートルくらいの竜種だ瞳は銀色、エレメンタルワイバーン、希少な竜で自然属性を全て扱うことが出来る、それと竜族の長になる。
自然属性は火・水・風・雷・土、特殊属性に含まれるのが光や闇だ、俺の使ってる創造・破壊・時も特殊属性に含まれる、浄化や治癒は無属性だ無属性は魔力で使うことができる、つまり誰でも扱えるということだ。
難易度があって浄化や治癒はそう簡単にできるものじゃないがな。
その白い竜が言葉を口にする。
『リドルフ、何事です?私のところまで、声が届いていましたよ?』
『ああ、これはすいません。リリス様。いえね、ユウ殿が帰って来たんで、あまりにも嬉しくて、つい叫んでしまいました』
『ユウというと勇者様ですね、貴方がよく皆に話をしている』
『そうですとも、こちらに居るのがユウ殿です』
『どうも、初めまして、リリス様、元勇者のユウと言います』
『様はいいですよ、どうぞ呼び捨てで。元勇者と言うことはどういうことなんですか?』
『いや、親友が勇者として召喚されて、俺はそれに巻き込まれたといいますか……』
『それは大変だったのですね。立ち話もなんですから、うちに入らして下さい。紅茶を飲みながらゆっくりお話を聞かせて下さい』
『分かりました』
なんで竜が紅茶を入れれるのかというと、竜種は人化の魔法を使うことが出来るからだ、だがこれは年月を重ねたものしかできず、人化の魔法は成体になってから学ぶ、成体になるまで二百年だ。
才能のないものは人化が出来ずに終わるのだがな。
俺は失礼ながらリリスに乗せてもらって彼女の巣へと向かった。
飛び方は一定でとても乗ってて快適だった、リュリュとは大違いだな。
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