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砂漠地帯は凶暴な魔物が多く生息している、少しの食事で一ヶ月寝ずに活動するサソリなどもいるし、サンドワームと呼ばれるミミズもいる、どれも大型で平均が七メートルある、特徴的なのが、物理攻撃に強い甲殻や皮膚を持っているというところだろう。
「なんだか知らないが、俺は説教を受けているのか?俺は俺の腕に自信があるから一人で行動しているんだ、気にしないでくれ」
「セッキ!行くの早いよー」
「シュンレイが遅いんだ、もっと身体を鍛えるべきだな」
赤髪の方がセッキのようだ、身長は百六十くらいだな。
シュンレイと呼ばれた方は白いファンタジー系の服にブーツ、茶色のローブに髪は青色ショートで目は赤色だ、ゴーグルは首にかけている、身長は百七十後半くらいか、結構ガタイはいいが顔はタレ目で弱々しいイメージがある、男だ。
フードを外すと獣の耳のようなものが人間の耳の位置にある。
砂嵐が止んだので、セッキもゴーグルを外す、赤色の目で左目の下に泣きぼくろがある。
「セッキと言ったか?まず俺に謝罪は無いのか?大剣ぶっ刺しただろ?」
「ああ、すまなかったな、ところで名前はなんて言うんだ」
「俺はユウだ」
「じゃあ、ユウそれは何だ?」
セッキがガスマスクを指さしてくる。
「俺のゴーグルだな、ついでに砂を吸い込まなくて済むが、蒸し暑いのが難点だ」
「それなら外せばいいだろう?」
「俺は外さない、俺の中のルールだ」
「変わった人だねー、僕はシュンレイ、ユウって人間?亜人?どっちなのー?」
「俺は人間だな」
「人間が一人で歩いてるってことは、国から追放でもされたのか?」
「追放はされてない、自分から国を出てきたんだ、あまり詮索しないでくれ」
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