洗わる

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たまゆらの ひかりのどけき 放課後に チャイム四回 ま・る・だ・しのサイン(字余り) 「キャー!!」 「イヤァァー!!」 「やーめーてーやー」 「ギャハハハハ !!! もっとやれ!! クルト」 教室内は 女子の悲鳴と 男子からの称賛の声が響き渡っていた 私のクラスの男子たちは いかに女子を半径5メートル以内に近づけないかを常に競い合っていた 女子と仲良くするフェミ男(死語)は淘汰されて然るべき存在であった それゆえに 女子が嫌がることは何でもやった スカートめくりや 鼻くそ飛ばしは日常茶飯事 カエルやらミミズやらヤモリを捕まえ 突進すれば 蜘蛛の子を散らしたかのように逃げる様を見るのが 愉快でたまらなかった しかも私はクラスでたった一人 自らのポケットモンスターを解き放つことができる究極召喚士であった そこらの男子とはひと味もふた味も違う 生まれたままの姿をさらけ出すときの脱衣の速さたるや 誰にも逃げる隙を与えない さあ 目に焼き付けろ といわんばかりに 私のもこみちは反町状態だ 今やったら 間違いなく猥褻物チン列罪だが まだ生え揃っていないときの話だ 少年法が守ってくれるはず それに時効だ 問題ない 私の狼から逃げ惑う子羊の群れの中に 群れからはぐれている者がいることは既知ではあったが…
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