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続く沈黙に耐えられなくなって、
話題を変えようと立ち上がった。
「…ね、あそこまで届くかな?
私もあのゴミ箱にこの缶――」
戸川君みたいに、私も空き缶をゴミ箱に投げ入れようと思った。
だけど、お酒に弱いのにビールとチューハイを続けて飲んだ私は、思っていたよりも酔いが回っていた。
「う、わ……っ」
立ち上がったはずが、
膝に力が入らず、腰砕けに崩れた。
「おい…!」
ぐいっと両腕を引かれて、
「……っと」
戸川君に抱き留められた。
「……あぶな」
「ごめん…」
謝りながら見上げた戸川君の顔があまりに近くて、彼の目を見つめたまま視線を外せなくなった。
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